海外旅行では、飛行機に持ち込める荷物にはルールがあります。機内持ち込みできる荷物は?液体は持ち込める?モバイルバッテリーは大丈夫?など、海外旅行では機内持ち込みルールが気になります。
- 液体は100mlまで
- モバイルバッテリーは機内持ち込みのみ
- 刃物は持ち込み禁止
など、日本国内の飛行機とは違うルールもあります。知らずに空港へ行くと、手荷物検査で没収されてしまうこともあります。この記事では、海外旅行(国際線)の機内持ち込みルールを初心者向けにわかりやすく解説します。
機内持ち込み手荷物とは?
機内持ち込み手荷物とは、飛行機の客室に持って入る荷物のことです。これに対して、チェックイン時に預ける荷物は
受託手荷物(預け荷物)と呼ばれます。
機内持ち込み荷物の例
- バッグ
- リュック
- ノートPC
- 貴重品
- カメラ
貴重品や壊れやすいものは、基本的に機内持ち込みがおすすめです。
機内持ち込み手荷物のサイズと個数
国際線では、機内持ち込み荷物のサイズと個数が決まっています。
●一般的なルール
個数:1個+身の回り品1個
例
- キャリーケース
- ハンドバッグ
- ノートPCバッグ
●サイズの目安:3辺の合計 115cm以内
●重さ:7〜10kg程度
ただし、航空会社によって違うので事前に確認しましょう。
●航空会社の例
| 航空会社タイプ | 航空会社名 | 個数制限 | サイズ規定(3辺の合計) | 重量制限(合計) |
| フルサービスキャリア | JAL / ANA | 2個(本体+身の回り品) | 55×40×25cm以内 (115cm) | 10kg以内 |
| デルタ航空 | 2個(本体+身の回り品) | 56×35×23cm以内 (114cm) | 制限なし* | |
| ブリティッシュ・エアウェイズ | 2個(本体+身の回り品) | 56×45×25cm以内 (126cm) | 23kg以内 | |
| シンガポール航空 | 2個(本体+身の回り品) | 3辺の合計 115cm以内 | 7kg以内 | |
| キャセイパシフィック | 2個(本体+身の回り品) | 56×36×23cm以内 (115cm) | 7kg以内 | |
| LCC (格安航空) | ジェットスター | 2個(本体+身の回り品) | 56×36×23cm以内 (115cm) | 7kg以内 |
| ピーチ (Peach) | 2個(本体+身の回り品) | 3辺の合計 115cm以内 | 7kg以内 | |
| ZIPAIR | 2個(本体+身の回り品) | 55×40×25cm以内 | 7kg以内 | |
| エアアジア | 2個(本体+身の回り品) | 56×36×23cm以内 (115cm) | 7kg以内 |
液体の機内持ち込みルール
国際線では液体の持ち込みに厳しいルールがあります。
●基本ルール
- 100ml以下の容器
- 透明ジッパーバッグに入れる
- 1人1袋まで
つまり、100mlを超える容器は持ち込みできません。液体を持ち運ぶために100円ショップでジッパー付き袋を購入して持参することをお勧めします。
機内持ち込みできる液体の例
以下のものは条件付きで持ち込みできます。
- 化粧水
- 乳液
- 香水
- 歯磨き粉
- シャンプー
すべて100ml以下の容器に入れる必要があります。
モバイルバッテリーのルール
モバイルバッテリーは少し特殊です。重要ポイントとして預け荷物には入れられません。必ず機内持ち込みにする必要があります。
理由は、発火事故防止のためです。
●容量制限
多くの場合:160Wh以下なら持ち込み可能です。
海外旅行では、スマートフォンの充電切れは死活問題です。地図アプリでのナビゲーション、翻訳機、電子チケットの提示など、スマホが使えないと一気に不安が押し寄せます。そこで重要になるのがモバイルバッテリーですが、これには「預け入れ荷物(スーツケース)には入れられず、必ず機内へ持ち込まなければならない」という世界共通の厳しいルールがあります。
●なぜ「預け入れ」はNGで「持ち込み」なのか?
モバイルバッテリーに使用されているリチウムイオン電池は、衝撃や短絡(ショート)によって発火・破裂する恐れがあります。
- 預け入れ荷物の場合: 万が一、貨物室で発火しても、周囲に人がいないため発見が遅れ、大事故につながる危険性があります。
- 機内持ち込みの場合: 客室であれば、万が一の煙や異変にも乗務員がすぐに対処できるため、安全性が確保されます。
●安心・安全に旅するためのポイント
- 必ず手荷物の中へ: チェックインカウンターでスーツケースを預ける前に、中身を再確認しましょう。
- 容量(Wh)の確認: 多くの航空会社では「100Wh以下(約27,000mAh程度)」であれば制限なく持ち込めますが、大容量すぎるものは個数制限や事前の申請が必要な場合があります。
- 保護ケースに入れる: 端子部分が他の金属と触れてショートしないよう、ポーチなどに入れて保護するのがベストです。
ポイント
飛行機を降りた瞬間、入国審査の待ち時間やホテルへの移動でスマホを酷使します。「機内で充電しておけばいいや」と思っても、座席のUSBポートが故障していたり、旧型の機体で充電設備がなかったりすることも珍しくありません。モバイルバッテリーを手元に持っておくことは、旅の安全を守るための第一歩です。
機内持ち込み禁止のもの

飛行機には持ち込みできないものがあります。
主な禁止物
- ナイフ
- ハサミ
- カッター
- 工具
- 爆発物
- 引火物
- ライター
- スプレー
- バッテリー
特に気を付けたいのが、女性用の化粧バサミです。これもハサミに値するため、持ち込み禁止のため処分されてしまいますのでご注意ください。また、ヘアアイロンも制限があります。コンセント式のヘアアイロンは機内持ち込み・預け入れともに制限なく可能です。コードレス(充電式)は「バッテリーが取り外せるタイプ」のみ持ち込み可能で、本体は預け入れも可能です。バッテリー一体型で外せないタイプは、発火の危険があるため持ち込み・預け入れとも不可です。
機内持ち込みした方がいいもの
海外旅行では、以下のものは機内持ち込みがおすすめです。
●貴重品
- パスポート
- 現金
- クレジットカード
●電子機器
- スマホ
- タブレット
- ノートPC
●必需品
- 薬
- 充電器
- 着替え
特に、ロストバゲージ対策として最低限の荷物を持ち込むと安心です。
手荷物検査をスムーズに通過するコツ
空港の手荷物検査では、以下の準備をしておくとスムーズです。
ポイント
- ノートPCはバッグから出す
- 液体はジッパーバッグに入れる
- 金属類は外す
これだけでも、検査時間を短縮できます。
海外旅行の機内持ち込みでよくある質問
Q1 飲み物は持ち込みできる?
保安検査前に買った飲み物は持ち込みできません。ただし保安検査後に購入した飲み物は持ち込み可能です。
Q2 化粧品は持ち込みできる?
可能です。ただし100ml以下の容器である必要があります。
Q3 食べ物は持ち込みできる?
多くの場合、持ち込みできます。お菓子、パン、おにぎり、サンドイッチなど。機内は狭く、機内の揺れを考慮して、スプーン・フォーク・箸などを使用しない軽食を推奨致します。(国によっては肉製品などの持ち込みが禁止されている場合があります。)
まとめ
海外旅行(国際線)の機内持ち込みにはいくつかルールがあります。
重要ポイント
- 荷物は1個+身の回り品
- 液体は100ml以下
- モバイルバッテリーは機内持ち込み
- 刃物などは持ち込み禁止
事前にルールを確認しておくことで、空港でのトラブルを防ぐことができます。海外旅行をスムーズに楽しむためにも、ぜひ参考にしてください。
