海外旅行といえば飛行機を思い浮かべる人が多いですが、実はフェリーを利用して海外へ行く方法もあります。
船の上でゆっくり過ごしたり、海を眺めながら食事を楽しんだり、目的地に到着するまでの時間も旅の一部にできるのがフェリー旅行の魅力です。
日本からは韓国や中国へ向かう国際フェリーが運航されており、出発する港や航路によって、さまざまな船旅を楽しめます。
この記事では、フェリーで海外旅行をするメリットや注意点、日本から行けるおすすめの旅行先、予約前に確認したいポイントを紹介します。
フェリーで海外旅行をするおすすめポイント
1. 移動時間も旅行として楽しめる

飛行機では移動時間を短くすることが重視されますが、フェリーなら船の上で過ごす時間そのものを楽しめます。
客室でくつろいだり、デッキから海を眺めたり、船内のレストランで食事をしたりと、移動中にもさまざまな楽しみ方があります。
夜に出発する航路なら、船内で休みながら翌朝に目的地へ到着する旅程を組める場合もあります。
目的地で観光するだけでなく、船旅も思い出にしたい人におすすめです。
2. 飛行機とは違う景色を楽しめる

フェリーでは、港を出発する様子や海上から眺める景色など、飛行機とは異なる風景を楽しめます。
天候がよければ、海や島々を眺めながらのんびり過ごすこともできます。
写真撮影が好きな人や、普段とは違う移動体験をしてみたい人にもぴったりです。
ただし、デッキの開放状況は天候や船の運航状況によって変わることがあります。
3. 客室でゆっくり休める

フェリーには、航路や船によって個室や相部屋タイプの客室などが用意されています。
長時間の移動では、座席だけでなく横になって休める客室を選べるのが魅力です。
プライベートな空間で過ごしたい人は個室、旅行費用を抑えたい人は相部屋など、予算や希望に合わせて検討できます。
客室の種類や設備は船によって異なるため、予約時に確認しましょう。
4. 飛行機以外の海外旅行を体験できる
海外旅行の移動手段が飛行機だけだと思っている人にとって、フェリーは新鮮な選択肢です。
港での乗船手続きや、船内で過ごす時間、海を渡って海外の港に到着する体験は、飛行機での旅行とはひと味違います。
海外旅行に慣れている人はもちろん、いつもと違う旅を計画したい人にもおすすめです。
5. 車やバイクを載せられる航路もある

一部の国際フェリーでは、条件を満たせば自家用車やバイクを船に載せられます。
現地での移動の自由度を高めたい人にとっては便利ですが、すべての航路が車両の乗船に対応しているわけではありません。
また、海外で運転する場合は、現地の交通ルールや必要な運転免許、車両の持ち込み条件などを確認する必要があります。
フェリーで行く海外旅行のおすすめ旅行先
日本からフェリーで海外へ行くなら、まずは韓国や中国などの航路をチェックしてみましょう。
航路や運航日は変更されることがあるため、旅行を計画する際は各船会社の公式サイトで最新情報を確認してください。
1. 韓国・釜山

フェリーでの海外旅行先として、まずおすすめしたいのが韓国の釜山です。
釜山は海沿いの景色や市場、グルメ、ショッピングなどを楽しめる人気の旅行先。初めて韓国を訪れる人にも候補にしやすい都市です。
日本からは、出発する港によって異なる国際フェリーが運航されています。
主な航路の例は次のとおりです。
| 出発港 | 到着地 | 旅行のポイント |
|---|---|---|
| 福岡・博多 | 韓国・釜山 | 九州から出発しやすい |
| 下関 | 韓国・釜山 | 夜行フェリーの旅を楽しめる |
| 大阪 | 韓国・釜山 | 船旅そのものも楽しみたい人向け |
※航路・運航日・所要時間は船会社や時期によって異なります。予約前に最新の運航情報をご確認ください。
釜山では、海鮮料理や韓国グルメを楽しんだり、海雲台などの海辺のエリアを訪れたりするのもおすすめです。
初めてのフェリー海外旅行なら、到着後の観光プランを立てやすい釜山から検討してみてはいかがでしょうか。
公式サイトで運航情報を確認する
2. 中国・上海

中国の上海も、フェリーで訪れる海外旅行先のひとつです。
上海は近代的な高層ビルが並ぶエリアと、歴史ある街並みが共存する都市。ショッピングやグルメ、街歩きを楽しみたい人におすすめです。
大阪港から上海へ向かう国際フェリーの航路もあります。飛行機とは異なる時間の使い方で、中国への旅を計画したい人はチェックしてみましょう。
ただし、運航頻度や日程は限られる場合があるため、航空便よりもスケジュール調整が必要になることがあります。
公式サイトで運航情報を確認する
※実際の旅客予約の可否、運航日、所要時間、料金は船会社の最新案内をご確認ください。
3. 韓国・釜山を拠点に周辺エリアへ
釜山へ到着した後、韓国国内の別の都市まで足を延ばす旅行もおすすめです。
釜山からは鉄道などを利用して、慶州などの歴史ある街を訪れる旅程も考えられます。
フェリーで韓国に入国した後、鉄道やバスを組み合わせれば、移動手段そのものも旅の楽しみになります。
ただし、到着時刻や港から駅までの移動時間を考慮し、乗り継ぎに余裕を持たせたスケジュールを組みましょう。
フェリー旅行と飛行機旅行はどちらがおすすめ?
フェリーと飛行機は、それぞれ向いている旅行スタイルが異なります。
| 比較項目 | フェリー | 飛行機 |
|---|---|---|
| 移動時間 | 長めになりやすい | 短時間で移動しやすい |
| 移動中の楽しみ | 海の景色や船内施設 | 空からの景色など |
| 休憩 | 客室を選べる航路もある | 座席で過ごすのが基本 |
| 旅行計画 | 運航日や港へのアクセス確認が重要 | 航空便の選択肢が多い目的地もある |
| 向いている人 | 船旅も楽しみたい人 | 現地での観光時間を重視する人 |
短い休暇で現地の観光時間を確保したいなら飛行機、移動中の体験も楽しみたいならフェリーが候補になります。
また、フェリーだから必ず旅行費用が安くなるとは限りません。運賃に加えて客室料金、港までの交通費、食事代などを含めて比較することが大切です。
フェリーで海外旅行をする際の注意点
1. 運航日と所要時間を確認する
国際フェリーは、航路によって毎日運航しているものもあれば、運航日が限られているものもあります。
飛行機よりも移動に時間がかかる場合があるため、出発日と帰国日のスケジュールを先に確認しておきましょう。
また、天候や海の状況などによって、出航時刻や到着時刻が変更される可能性もあります。
2. パスポートなどの必要書類を準備する
フェリーで海外へ行く場合も、海外旅行に必要なパスポートや入国に関する書類を準備する必要があります。
渡航先によっては、ビザや電子渡航認証などが必要になる場合もあります。
国籍や渡航目的、滞在期間によって条件が異なるため、渡航先の公的機関や船会社の案内を確認しましょう。
3. 乗船手続きの締め切りに注意する
フェリーは出航時刻までに乗船手続きを済ませる必要があります。
港に到着する時間が遅れると、乗船できなくなる可能性もあります。予約時に指定された集合時刻や受付終了時刻を確認し、時間に余裕を持ってターミナルへ向かいましょう。
4. 船酔い対策をしておく
船の揺れが気になる人は、事前に船酔い対策を考えておくと安心です。
- 睡眠をしっかり取っておく
- 乗船前に食事を取りすぎない
- 船酔いが心配な人は薬剤師などに相談して酔い止めを準備する
- 船内で休める場所や客室を確認しておく
船の揺れ方は、航路や天候によって異なります。体調に不安がある場合は、無理をせず休息を優先しましょう。
5. 港までのアクセスも調べておく
フェリー旅行では、出発する港までの移動も重要です。
空港と同じ感覚で考えていると、港までの電車やバスの乗り継ぎに時間がかかることがあります。
出発港の住所、最寄り駅、バスの運行時間、ターミナルの場所を事前に確認しておきましょう。
フェリーで海外旅行をするなら、事前予約がおすすめ
フェリーを利用する際は、できるだけ早めに運航スケジュールと予約条件を確認しましょう。
特に、個室を希望する場合や、連休・夏休みなどの旅行シーズンに出発する場合は、空席状況を早めに確認しておくと安心です。
予約前には、次のポイントをチェックしてください。
- 出発日と帰国日の運航状況
- 片道・往復の料金
- 客室の種類と設備
- 食事や船内施設の利用条件
- 手荷物の制限
- 乗船手続きの締め切り
- キャンセル・変更条件
- パスポートや入国に必要な書類
料金を比較する際は、運賃だけでなく港までの交通費や現地での移動費も含めて検討すると、旅行全体の予算を立てやすくなります。
まとめ:フェリーで海外旅行をもっと楽しもう
フェリーでの海外旅行は、目的地へ移動する時間も楽しめるのが大きな魅力です。
日本からの旅行先としては、韓国・釜山や中国・上海などが候補になります。出発する港や航路によって所要時間や運航日が異なるため、自分の旅行日程に合う便を探してみましょう。
初めてフェリーで海外旅行をするなら、次の3点を意識するのがおすすめです。
- 船旅そのものを楽しめる日程を組む
- 運航スケジュールと料金を公式サイトで確認する
- パスポートや乗船手続きなどの準備を早めに済ませる
飛行機とは違う景色や過ごし方を楽しめるフェリー旅行。次の海外旅行では、海を渡る旅も選択肢に加えてみてはいかがでしょうか。
